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市場動向
セラミドの実力については、近年までさほどクローズアップされませんでした。最近は消費者の認知度も高まってきており、皮膚の外部からセラミドを補う化粧品や塗り薬、サプリメントなどの商品が市場に出回っています。継続使用により、その力をより実感できるため、リピート需要が多く、今後も安定的な市場拡大が期待されています。
胚芽などに存在する天然セラミドは非常に少ないため、素材コストの高さがネックでしたが、最近になって牛乳由来の安価なセラミドが登場したことで、価格競争が激しくなっています。
営業マンよりひとこと
経口摂取のセラミド商品はサプリメントが主流で、ドリンク剤においては、まだこれからの素材といえます。ただ、有効量がわずかで、コスト面の問題もありますので、これをメインにして売り出すのは難しいと思います。別の素材とうまくマッチさせることで、魅力的な新ドリンク剤が誕生するかもしれません。また、アトピー性皮膚炎にお悩みの方へのアプローチも考えられます。
セラミドは「細胞間脂質」、つまり油ですので、異物を生ぜず均一にドリンク剤に配合させるためには、技術が必要です。弊社では独自の技術により、セラミド配合のドリンク製造を可能にしております。
素材おすすめ度五つ星チャート【セラミド】
人気 | ![]() |
まだまだセカンド・サードといった補助素材 |
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味・匂い | ![]() |
無味無臭で手を加えやすい |
加工性 | ![]() |
配合は少量で良いが、脂溶性で沈殿を起こす |
コスト | ![]() |
高価だが、必要量は少ない |
市場性 | ![]() |
主成分とはならず、市場形成は望みにくい |
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